さて、ヨチヨチ歩きで始まりました Boyoyon Tours 、桜井市(天理市)周辺の古代史初心者向けのツアーです。
添乗員が初心者なので、一から勉強しております!! ま~そんな事で、中級 上級者の方が読んでしまったらホンマえらいスンマセ~ン。
とにかくこのツアーでご紹介するのは、昔々そのまた昔の話です。 そもそもそんな昔の事を何を根拠に諸先輩方はお話されるのか? 勉強を始めたばかりの僕にはまずそれが謎でした。 そして勉強を進めるとちょっと見えてきたのでした。
まず基本になるのが 「古事記、日本書紀」 と、発掘された古墳から出てきた様々なデータです。
しかし 「古事記」 は712年に天武天皇の命により太安万侶が、稗田阿礼(ひえだのあれ)の覚えていた言い伝えを元に編纂したと言われていますが、何百年も前の事を 「言い伝え」 って、伝言ゲームやったらかなり笑える内容になってると思うのですが・・・。 だから読むには面白いけど どこまで歴史資料となるのかな~。
しかも 「古事記」 は主に天皇家の歴史書みたいのもんで、天皇家に不都合な事は書かれていないかもしれません。
そして、江戸時代まではあまり脚光をあびる事がなく 「日本人とは何ぞい?」 と興味をもった本居宣長が半生をついやし古事記を解読し 「古事記伝」 として発表してから人々に広く知られるようになったと言われています。 (古事記編纂の頃は ひらがな などはまだ無く、太安万侶は日本語を漢字だけで書く作業をして、宣長は漢字だけでかかれていた古事記をを日本語に解読したとされています、どちらも大変な作業だったらしいです。 ちなみに僕は漢字大嫌いです。その苦労は計り知れません。 きっと宇宙人が言うてる言葉を日本語にするくらい大変やったと思われます)
片や 「日本書紀」 は、神代の時代の事はさておき、日本の正史を目指して作られた物らしく、時代が進むにつれて正確になっているのではないでしょうか?
しかし漢文で書かれるなど中国などへのアピールの意味合いもあると言われているので、その目的のために(政治的な目的のために)多少偏ったもしくは都合よく捏造された部分もあるかも知れません。
そこで頼りになるが、日本の事を客観的にみていた中国の 「後漢書」 「魏志倭人伝」 です。 また当時利害関係はあったものの高句麗の「好太王碑」 他、を 「古事記」「日本書紀」また発掘された物などと照らし合わせて 「どうやらこうであったらしいで~」 と日本古代史を導き出していくようなんですね~。 ドエライ気の遠くなるような作業ではないでしょうか。 メモでも走り書きでもエエから、ちゃんと書き残しといてくれよな~。
ま~そんな事で、本日はこのような基本知識を入れといてもらって、いよいよ次回から 「王家の丘」 にご案内させて頂きたいと思いますけど、なにせ勉強が進まないとブログも進みません。 本業の仕事もたまってきております。 酔っぱらいのオッサンなら 「はよ連れていかんか~い!!」 とお怒りになるかもしれませんが、良い子の皆さんはボチボチ待っててね。 うるわしの桜井の良さを少しでも伝える為がんばらにゃ~
本業はやきもの屋です。 高知の個展が迫ってきております。 がんばらにゃ~。
星ヶ岡アートヴィレッヂ 3月28日(土) ~ 4月12日(日) 4/7休館 高知市横内153-1 088-843-8572
#
by BoyoyonAcademy
| 2015-03-01 08:50
| 大和しうるわし