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Boyoyon tours 高知個展 篇 その1


Boyoyon tours 6 まで進めてまいりましたが、 古代史のお勉強は、高知 「星ヶ岡アートヴィレッヂ」 さんでの個展の為お休みしちょります。 個展は 28日(土) から4月12日(日) まで 10:00~18:00 4/7休 となっちょりますき、お時間ありましたら是非ご覧しとうせ (^_^ゞ

僕の器はこじゃんと色を使った物が多いがですが、ここのところ呉須絵具という紺色や青色の絵具での絵付けを研究しちょります。 古くからある染付けという技法です。 でもカルロス君とか牛とか猫とかモチーフはかわっちょりません。 ただ色合いは紺や青で統一されちゅがで、 「青の時代到来!!」 と自分で言うとります (笑)

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やっぱりまだ色の物が多いですき、青の時代にはまだちーと早かったがです。
シーサーズはみなさん 「こんな大きかったが?」 と言われます。
「これば~大きかったら食器棚に入らんき!!」
お客さん、それはまちごうちゅ~ (笑)

ま~そんな事で、本日初日を迎えました高知は 「星ヶ岡アートヴィレッヂ」 さんでの個展、毎年来てくださる義理堅いお客さんが大勢来てくださいました。
ほんとに皆さんあじがどーございまずー(ToT) 感謝じぢょりまづー。
やっはり高知はひと味ちがうエイところですき!!

星ヶ岡アートヴィレッヂ 個展
4月12日(日) まで 4/7 休み
高知市横内153-1 TEL 088-843-8572






# by BoyoyonAcademy | 2015-03-29 00:41 | 個展・イベント

Boyoyon tours その6


古代ヤマト政権の故郷、王家の丘へくり出しました Boyoyon tours !!
本日は、第12代 景行天皇 時代の話を予定しておりましたが、第11代 垂仁天皇の話をを新たにお勉強入手しましたので、本日はそちらにご案内致しますm(__)m
案内人が古代史初心者でお勉強しながらのご案内です。
中上級者の方は御遠慮してちょ~だい m(__)m

さてそれでは新たに仕入れた垂仁天皇の話 「垂仁天皇妻に狙われる!!」 です、お~こわ。

垂仁天皇の妻(サホヒメ)の兄(サメホコ)が謀反を企てます。 そしてサホヒメに天皇を殺すように命じるのでした。
サホヒメは寝ている天皇に小刀を突きつけますが、こぼれ落ちた涙で天皇が目を覚ましてしまいます。 そしてサホヒメはすべてを天皇に告白したのでした。
垂仁天皇は兵を集めサメホコの砦を攻めようと出陣しますが、サホヒメはこっそり兄の元へ先回りして行ってしまいます。 そして何とサホヒメはその時天皇の子供を身ごもっており、砦で皇子を出産してしまったのです。 マジか、そんな話ある?

それを知った天皇は砦を攻撃することが出来ずにいましたが、そんな時サホヒメが子供の命だけは救ってもらおうと砦から出てきたのでした。 天皇はサホヒメごと取り戻そうとしましたが上手くいかず、皇子だけ救出したのでした。
その後天皇はイロイロとサホヒメの救出に策を講じますが、願い叶わず最後はサホヒメもろともサメホコの砦を焼き払ったのでした。 えらい話ですな~(・・;)

その後、垂仁天皇はサホヒメが生んだ皇子をホムチワケと名付け育てます。 しかし、ホムチワケは何故か口がきけず、天皇は母親の裏切りの罪のせいではないかと心配します。
ある日、白鳥が空を飛ぶのを見たホムチワケが何か言いたそうにしたので、オオタカと言う男に白鳥を捕らえさせホムチワケに見せますが何ら変わりはなく天皇は失望してしまいます。
そんな時、天皇は「私の宮を天皇の宮殿のように立派にすれば、皇子は喋る事が出来るようになる。」と夢の中で神のお告げを受けるのでした。 そして占いによりこの神がオオクニヌシであり、ホムチワケの一件は彼の祟りであると判ったので、ホムチワケを出雲へ参拝に向かわせます。 するとホムチワケは帰りの道中で、すらすらと喋れるようになったのでした。

ま~しかし、祟神天皇、垂仁天皇と続いてオオクニヌシの祟りに悩まされるのは、よほど酷いことをオオクニヌシにしたのかな~(・・;)

古事記には、天照の孫ニニギノミコトが神々を引き連れて地上を支配するためにに降り立った時(天孫降臨)、オオクニヌシが地上で造ってきた国を譲らせたとあります(国譲り)。 オオクニヌシは国を譲る代わりに大きな宮殿を造ってもらえるように頼みました。 これが後の出雲大社だそうです。
オオクニヌシは国を譲る事がよほど辛かったのでしょう、天照の子孫、祟神天皇、垂仁天皇を祟ったのはそのせいかもしれません。

三輪山の麓、大神神社はオオモノヌシが御祭神です。 オオモノヌシはオオクニヌシの温和な面を表す和魂(にぎたま)と言われています。
和魂が温和な面を表す神なら、その反対は荒魂(あらたま)です。 今も昔も、荒魂を静めるため、神々に常に和魂でいてもらうために人は祈るのでしょうな~。


天孫降臨 狩野探道作
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本日はここで解散です。 次回は、第12代 景行天皇 の時代へ参ります。
またお付き合い下さいm(__)m


次回個展せまってまいりました。
星ヶ岡アートヴィレッヂ 
3月28日(土) ~ 4月12日(日)  4/7休館  
高知市横内153-1  088-843-8572
乞うご期待!!









# by BoyoyonAcademy | 2015-03-20 20:29 | 大和しうるわし

Boyoyon tours その5


さて古代ヤマト政権の故郷、王家の丘を旅する Boyoyon tours 、前回の第10代祟神天皇に続きまして、本日は、第11代天皇 「垂仁天皇」 時代の出来事をグロースアップしたいと思います。

さて、祟神天皇が天照大神を笠縫の神籬(ひもろぎ) にお祀りされましたが、その後更なる理想的な鎮座地を求め、垂仁天皇の代四皇女 「倭姫命(やまとひめのみこと)」 が 大和国各地、伊賀、近江、美濃、尾張の諸国をめぐり、その土地土地で天照大神を祀られました。 そして最後に 伊勢 にたどり着き、 その地が、伊勢神宮の起こりとなったそうです。 笠縫の神籬(ひもろぎ)から90年の月日がかかったとされます。
そして檜原神社をはじめ、天照大神を祀られた各地の神社や場所を 「元伊勢」 と言うようになりました。

Boyoyon tours その4で、崇神天皇が「笠縫の神籬」で天照大神を祀ったとご紹介しましたが、実は祟神天皇が皇女の豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)に祀らさせたと言うのが本来の話です(日本書紀)。
古代、神様にお仕えするのは女性だったようで、 だから崇神天皇は 「豊鋤入姫命」 に天照大神の遷座を命じ、そして垂仁天皇が 「倭姫命」 に引き継がせたと言う事でしょうか。 
ま~男性は穢れも多いし、細やかなお世話も出来そうにないしな~。  

今も昔も大事なことは女性に任せるのが一番だと私は強く思います!!  奥さんの事を 「上さん」 と言うようになったのはこの事からだと私は信じております。 

ちなみに豊鋤入姫命は大和、丹後、紀伊、吉備などを巡ったそうです。
(もう一度書きますが) 倭姫命は、大和、伊賀、近江、美濃、尾張、を経て 伊勢へ(伊勢神宮の始まり)。 巡った各地の神社やその場所を 「元伊勢」 と言う。 そんなこんなの本日のお話でした。

福知山の元伊勢三社
皇大神社
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豊受大神社
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天岩戸神社
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丹後地方には元伊勢がたくさんあります。3世紀頃、畿内では青銅器が主流でしたが、この辺り(新潟以南の日本海側)では既に鉄器を使っていたと言われています。 新潟以南の日本海側は、大陸文化が早くから伝わったと思われます。 ヤマト政権にとって重要な土地に天照大神を祀られたのかもしれません。

Boyoyon tours 本日はここで解散です。
次回は、第12代 「景行天皇」の時代に進みます!!



本業はやきもの屋さんです。 次回個展は
星ヶ岡アートヴィレッヂ 
3月28日(土) ~ 4月12日(日)  4/7休館  
高知市横内153-1  088-843-8572
乞うご期待!!









# by BoyoyonAcademy | 2015-03-16 23:51 | 大和しうるわし

Boyoyon tours その4


さて古代ヤマト政権の故郷 「王家の丘」 にくり出しました Boyoyon tours 、前回の話では、三輪山にオオモノヌシを祀り疫病を鎮めた 第10第天皇 祟神天皇 ですが、本日はいよいよ各地に軍を派遣しヤマト勢力の拡大にのりだします。

天皇の叔父 オオヒコに北陸道を、その息子のタケヌナカワワケには東海道を進軍させ、ヒコイマスには丹波の国を平定させます。

オオヒコは山代国で不思議な歌を歌う女性に出会います。 オオヒコはその歌が気になったので天皇に報告をします。
天皇は 、叔父のタケハニヤスが反乱を起こそうとしている事を、その歌から見抜くのでした。 そしてオオヒコはすぐにタケハニヤスを攻め反乱の鎮圧にみごと成功したそうです。

その後オオヒコは再び北陸道を進軍し各地を平定します。 そして東海道を進んできたタケヌナカワワケと合流するのでした。 その事からその場を 「相津(会津)」 と呼ぶようになったそうです。 なるほど~。
そうして各地が平定されると人々は大変豊かになり、天皇に税を納める事が始まりました。 大河ドラマみたいですね~楽しいですね~。 (誰が誰やらわからなかった人は、図にかいてもう一回よんでちょ、苦労なくして栄光なーし!!)

さて、祟神天皇の話をもう一つ。
日本書紀によりますと、祟神天皇より前の天皇は宮中に天照大御神を祀っていたのですが、その御力があまりにも強く畏ろしいので、笠縫に神籬(ひもろぎ)をつくり祀られた。とあります。 その場所が、今の檜原神社です。
神籬(ひもろぎ) とは神社や神棚のないところで神様を御迎えするところ。 古代では山や海、岩や木などの自然物であったそうです。 現代で言うと、地鎮祭で御祈りしているあれです。

日本書紀 祟神 紀6年 に記す。 これより先に、天 照大神・倭大国魂、 二の神を天皇の大殿 の内に並祭る。然う して其の神の勢いを 畏りて、共に住みた まふに安からず。 故、天照大神を以て は、豊鍬入姫命に託 けまつりて、倭の笠縫邑に祭る。云々" やそうです。

檜原神社については次回、第11代 天皇 「垂仁天皇」 のところでまた詳しくご紹介したいと思います。
ほな今日はこのあたりで解散です。

檜原神社から夕日をながめる(桜井市HPより拝借)
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本業はやきもの屋さんです。 次回個展は
星ヶ岡アートヴィレッヂ 
3月28日(土) ~ 4月12日(日)  4/7休館  
高知市横内153-1  088-843-8572
乞うご期待!!

















# by BoyoyonAcademy | 2015-03-12 00:25 | 大和しうるわし

Boyoyon tours その3


いよいよ本日からBoyoyon tours 「王家の丘」へのご案内です。
まずは、天理市柳本町にある第 10代天皇の 「祟神天皇陵」 へ参りましょう!!
本来であれば、第一代天皇 神武天皇 を御祭祀する 「橿原神宮」 からまわれば良いのかもしれませんが、神武天皇から第9第天皇までは 「古事記、日本書紀」 には存在の証拠になるところが無くて、学者先生方の間では創作された架空の人物ではないかと言われています。  
もう少しだけ 神武天皇 関連の話を。
「橿原神宮」 は、神武天皇が橿原の宮で即位されたとされる地に、明治23年に民間有志の想いに答え明治天皇が創建されました。 そして神武天皇陵も神宮に隣接して作られたのですが、もともと陵(お墓)ではなかった所に造ったそうです。 要するに御宮も御陵もそこにあったかどうかと言う歴史的な裏付けは無く、神武天皇(天皇家)に対する当時の人々の思いで造られたと言う事です。 今は観光地として、そして近隣には運動公園などもあり親しまれています。

ま~そんな訳で、Boyoyon tours では実在したとされている王の話 、三輪山周辺の 「王家の丘」 初期ヤマト政権の故郷 をクローズアップしていきたいと思います。 そこでやって参りました 行燈山古墳 (あんどんやまこふん)!! 
ここは実在の可能性がある最初の天皇、第10代 「祟神天皇」 の御陵とされています。
古事記には祟神天皇陵の所在を 「山の辺の道のまがりの岡の上にあり」 と示していることから宮内庁がこの古墳を祟神天皇陵と定めたそうです。 丘の上で道のまがっている所にあったかな~? 忘れた。
(山の辺の道とは、奈良春日山から三輪山までの古代の道)


行燈山古墳 (天理市のパンフレットより)
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さて、ではここで 古事記、日本書紀 に出てくる 「祟神天皇が疫病を沈めた話」 と行きましょう。
人々を苦しめる疫病を鎮める為に、祟神天皇はお告げを聞こうと神牀(かむどこ、清められた寝床) で寝ていました。 すると夢にオオモノヌシが現れ「この病は私の祟りだ、オオタタネコを探し私を祀らせよ」 と告げます。 祟神天皇はオオタタネコを探しオオモノヌシを祀らせました。 その場所がかの有名な 「大神(おおみわ)神社」 です。 その後疫病はおさまりました。 (オオタタネコさんって今でもいそう、笑)

オオモノヌシ(大物主)は、別名 大国主、仏教と結びつくと 大黒天。 みんな知ってるスーパースターですが、ここでは長くなるのでまた今度 m(__)m
大神神社の御祭神は大物主、 日本最古の神社といわれています。 三輪山が御神体なので、この神社には神を祀る本殿がありません。 三ツ鳥居の奥は禁足地となり、三ツ鳥居の手前から三輪山を拝みます。 

大神神社 三ツ鳥居 (画像は大神神社HP より)
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疫病が鎮まると、崇神天皇は地方の平定に向かいます。 その話はまた次回、勉強が進んだときに~!!




大神神社 大鳥居の横にある みむろの最中。 まいう~!!
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本業はやきもの屋さんです。 次回個展は
星ヶ岡アートヴィレッヂ 
3月28日(土) ~ 4月12日(日)  4/7休館  
高知市横内153-1  088-843-8572
乞うご期待!!

















# by BoyoyonAcademy | 2015-03-05 08:49 | 大和しうるわし